自由民主党

衆議院議員 むたい俊介オフィシャルサイト 長野2区 自民党
https://www.mutai-shunsuke.jp/

  • トップページ|Top page
  • プロフィール|Profile and career
  • 理念・政策|My policy
  • 講演・著作・論文|Lecture,writing,thesis
  • 活動報告|Activity report
  • 選挙区の状況|Constituency
  • 後援会のご案内|Supporter's association
  • リンク|Link
  • ご意見・お問い合わせ|Tell me your opinion

むたい俊介メールマガジン第143号 2011.12.14

地域の声を国政につなげ
地域の声で国政を変える

〜むたい俊介メールマガジン〜

「小・中学校の40人学級と教育環境の改善」


 義務教育の学級編制の基準は標準法により国がその標準を定めている。その学級編制は7次にわたる教職員配置改善計画により逐次改善が行われ、現在では40人を標準とする編制になっている。また、平成23年度からは小学校1年生について35人を標準とする制度が導入されている。


 40人学級と聞くと、全国の小中学校の学級人数が実際に40人になっているように連想するが、現実には平成22年度ベースで小学校の1学級の児童数は25.1人、中学校では29.0人が平均値となっている。実は平均で言えば、小中学校とも既に30人を割り込み、実質的には30人の学級編制の実態になっている。


 配置改善が行われる前(昭和33年時点)の水準と比較すると、小学校では19人以上、中学校では15人以上も1クラスの児童数が減少している。


 何故そうなるのか。それは、例えば、40人学級というのは40人を超える生徒数の学級を作らないために、あるクラスの生徒数が41人になるとそれを2分割し20人と21人のクラスに分けることになるからである。このケースでは、40人学級制度の下で20人程度の児童数の学級が生じることになる。これらの結果、全国平均では25人という平均児童数の学級が生じることになる。


 これが35人学級や30人学級になると、1クラス18人或いは15人というクラスが生じうることになる。1クラスの人数ではでサッカーや野球の対抗試合が出来ない人数になってしまう。


 「丁寧な学習指導」の観点からは少人数学級は望ましいかもしれないが、クラスの活動は学業からスポーツ、放課後の活動まで様々である。極端な少人数学級のあり様が一概に良いとは思えない。


 現在は少子化が進み、放っておくと40人学級の制度下では教員数も自然に激減という事態を生じかねない。そこで、「丁寧な学習指導」を行い得る少人数学級を推進することにより、結果として採用教員の減少を出来るだけ抑えたいという学校関係者の意図・苦労は分かる。しかし、本当にこれが教育上正しい考え方と言えるのか。


 私はもっと別のやり方もあり得るように思えてならない。授業にチーム・ティーチングの手法を取り入れ子供の学習理解を深める、その役回りに資質の高い教員や退職したベテラン教員を充てるといったことが考えられる。併せて、教師がより多く生徒に向かう時間を確保することを考えることは必須である。


 現在の小中学校の先生は忙し過ぎる。そしてその忙しさは、実は本来の生徒への学習指導によるのではなく、対PTA、対各種調査、対課外活動といった「本務外事情」に起因するところが多い。時間的・精神的に余裕のない中で日々苦悩しているのが小中学校の先生の実態ではないか。これからは教員免許の更新で更に忙しさが増す。私の父親も義務教育部門の教員であり、従兄弟が中学の先生でもあるが、昔の方が子供たちと向き合う時間が大変多かったように感じられる。


 私は消防庁防災課長時代に学校における実践的防災教育の推進を学校現場にも呼び掛けたところ、小中学校の先生から「これ以上我々の負担を増やさないでほしい」との悲痛な声が寄せられ、実際に小中学校現場の皆様の防災教育の勉強会への参加者は皆無であった。


 例えば、学校現場の防災面の対応は、事務職員の方が中心となって行い、その為の人員配置を、退職者や地域のボランティアの活用を含め厚みを持たせるということもありうる。PISAの評価が高いフィンランドでは、小中学校の教師が生徒への教育に専念できるように、教員のサポート体制が完備しているという話を、過日、防災教育のシンポジウムで大学の教授から伺った。


 我が国でも、教育現場の実際の苦労に合せたピンポイントの対応が求められる。教員の数を増やすために無理やり学級編制基準を緩和していくことは、結果として、例えば、不適格教員が採用増により教師として学校現場に入り込むなどの懸念も生じうる。学級編制基準の見直しは、その持つ副作用、コストベネフィットの観点からより多角的な検討が加えられて然るべきと考える。


自由民主党長野県第2選挙区支部長
務台 俊介


[活動報告より]□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□

12月12日 午前中、上野前バチカン大使をお迎えして講演会を開催
https://www.mutai-shunsuke.jp/activity/index.html#111212

[お知らせ]□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□

★講演会 「欧州・バチカンと日本」を開催しました。
杏林大学客員教授の上野景文先生をお迎えして、カソリック、バチカンについて講義をいただきました。100名以上の方に参加いただき大変盛況でした。

講演の様子はこちらでご覧になれます。 http://www.ustream.tv/recorded/19104072

[ustream定期放送]□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□

USTREAM
で毎週日曜日夕方を基本にインターネット中継によるテレビ番組を放送しております。
災害の現場に行かれた救急救命士、ボランティア活動のリーダー、商店街の若手経営者、市長経験者や、若手就農者、へのチャリティーイベントを企画した女子高校生など様々な方をゲストにお迎えし務台俊介と対談する模様を放映しています。是非一度、ご覧ください。
是非一度、ご覧ください。
また出演者も募集しています。自薦・他薦は問いません。ご希望の方はこのメールにご返信ください。

[twitter!]■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□

○ツイッターフォロー募集中!
 http://twitter.com/mutaishunsuke
 「mutaishunsuke」のアカウントで更新中です。フォローをしてくださる方を募集しています。

[このメールマガジンについて]■□■□■□■□■□■□■□
このメールマガジンは後援会に入会いただいた方、名刺交換をさせていただいた方、メール等を下さった皆様などにお送りさせていただいております。
日頃の政治活動を通じて得た、皆様の声、メッセージ、政策のヒントなどを定期的にお伝えしています。なおバックナンバーはホームページで公開しております。

mail@mutai-shunsuke.jp、お電話:0263-33-0518 FAX:0263-33-0519にて、たくさんのご連絡お待ちしております。

[お願い] ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□
是非ご友人お知り合いにこのメールマガジン、むたい俊介ホームページをご紹介いただけますようお願いいたします。

発行:むたい俊介事務所
担当:赤羽俊太郎
〒390-0863 松本市白板2-3-30 大永第3ビル
Tel0263-33-0518 Fax0263-33-0519


メールマガジン配信登録・解除方法

  • ■登録方法 mail@mutai-shunsuke.jpに空メールをお送りください。
  • ■解除方法 本文に『配信停止』とだけご記入してご返信ください。

←戻る

▲ページTOPへ