むたい俊介
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長野2区 自民党

【メッセージ】
「タイ王国のマングローブ林再生プログラムを視察して」

 井上信治、瀬戸隆一両代議士と共に、8月29日から9月2日までの2泊5日の強行日程で、アンダマン海を臨むタイ王国ラノーン県ムアン郡の島々で行われているマングローブ林再生プロジェクトと漁村の所得向上プログラムの視察に出かけてきました。オイスカの草の根無償資金協力の様々な現場を実体験する一環です。私は、オイスカ議員連盟のメンバーとして、これまでミャンマーでは農村の地域開発、スリランカでは子供の森プロジェクト、インドでも子供の森プロジェクト、フィリピンでは養蚕プロジェクトを視察して来ました。今回で5回目の訪問となりました。長野県の私の選挙区も中山間地を抱え、我が地元との比較の上でも大いに参考になる案件ばかりです。

 8月30日の早朝、バンコクのスワルナプーン国際空港に到着の後、同市内のドンムアン空港からラノーン空港に飛び、昼過ぎにラノーン県のマングローブリサーチセンターを春日智実オイスカタイ代表、高木美智代オイスカタイラノーン事業担当、長宏行オイスカ海外事業部部長とともに訪問しました。天然資源・環境省マングローブリサーチセンター所長のカヤイ氏からマングローブ林再生プロジェクト、世界遺産登録の動きを伺いました。スズ採掘、炭の原料のために広範囲に伐採されたマングローブ林の再生を日本の無償資金協力(N連プロジェクト)の制度の下、オイスカが支援している案件です。東京日動海上火災も1062haのマングローブ林再生に貢献している話を伺いました。

 30日の午後、ラノーン県ンガオ村のマングローブ林再生プロジェクトに従事関係者を訪問しました。再生マングローブ林の資源を活用し、村民の所得向上事業がオイスカの支援により順調に進行中でした。ムスリムの貧しい漁村は、マングローブを原料に石鹸、茶、草木染め、ヤギの飼育などの新事業が進行しています。マングローブ林再生プロジェクト地元リーダーのバンバオ氏、女性収入向上プロジェクトリーダーのスワンニー氏から熱の籠った話を聞うことが出来ました。夕食は、ンガオ村の皆様の手作りの南タイの伝統料理を頂きました。飼育のヤギも食材に供されました。

 8月31日の朝、マングローブ再生に協力しているラノーン県知事サックラ・カピンカーン氏を表敬訪問しました。知事からは長年のオイスカのマングローブ林再生プロジェクト、地元民の所得向上プロジェクトへの謝意が表明されました。官選知事のカピンカーン氏は日本との継続的友情を強く期待されていました。その日の午前中、ラノーン県のマングローブ林再生プロジェクトの再生現場をカヤックを漕いで実地視察しました。広大なマングローブ林が立派に再生されている現状を目の当たりにし、嬉しくなりました。昼には、小型船でラオ島に渡り、地域資源を活用した地元所得向上プログラムであるN連プロジェクトに参加の島の皆様の話を伺いました。34世帯125島民の集落の住民代表の皆様と昼食を交えた車座集会では、地元の声をしっかりと踏まえたオイスカの支援に対する信頼感が伝わってきました。シュリンプペースト、マングローブ蟹などの特産品の質向上に力を入れる女性村長の集落は活気に満ちていました。

 9月1日の早朝、ラノーン県のコンティ島を臨む漁港と魚市場を経て、コンティ島に渡り、5haのオイスカによるマングローブ林再生プロジェクトを視察しました。マングローブ林の再生が順調であるのに対し、海岸に打ち寄せられた海洋ゴミは引き続き深刻な課題であることも認識しました。マングローブ林再生に参加のコンティ島のバームパークナム小・中学校の子ども達とも意見交換の機会を頂きました。ミャンマー国籍の子どもも交じるバームパークナム小中学校の校舎は日本の草の根支援で建設されたものでした。オイスカの活動を通じて、環境問題に目覚めた子供たちに期待がかかります。

 1日の午後、バンコクに戻り、梨田和也大使からタイ王国の管内事情を伺いました。私どもからは、大使館としてのオイスカ活動支援も強く要請しました。ところで、今回の出張にご同行頂いたオイスカタイの関係者としてマングローブ林再生、地域の所得向上に向けて頑張っている長野県出身の2名の女性のパワーには圧倒されました。春日智美オイスカタイ駐在代表と高木美智代タイラノーン事業担当。春日さんは伊那北高校出身、高木さんは諏訪清陵高校出身。偶然とはいえ、長野県繋がりでオイスカの活動に更なる親近感を懐く結果となりました。

 今回の出張の最大の成果は、日本の途上国への人的支援は、決して派手ではないが、長い目で見て信頼関係を構築できているものであることを強く感じました。そして個別のプロジェクトを通じてタイ側の親日家をしっかりと育てる結果となっていることを実感しました。日本は、金では測れない特別の価値を相手国政府との間でしっかりと築いていることを強く意識していました。そして出来うれば、こうしたオイスカの活動にもっと多くの日本の若者が関与して欲しいと感じました。このことは、相手の国の為になるだけではなく、日本の若者にとっても必ず得るものがあると感じました。見返りを求めない利他の行為、その象徴ともいえるオイスカの活動を更に支援していきたいと心に誓いました。

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