「解散総選挙に臨んで」

 11月21日、本会議場で衆議院を解散する旨宣言が衆議院議長によって読み上げられた。衆議院の解散は、480名もの代議士の身分を剥奪する強力な権限の行使である。それだけに明確な大義名分が求められる。今回解散を決断した安倍総理の思いは、アベノミクスを中核とした経済政策が胸突き八丁の段階にあり、これを強力に推し進めるための政治的基盤を得るべく民意を問うことにあると理解している。
 私としては任期4年の国会議員の任期を全うしてその中でなし得た成果を携え、有権者の皆様に次期を目指すことについての判断を求めたいとの気持ちもあり、任期半ばではその思いが全うされないという憾みは確かにある。
 しかし、常在戦場が宿命の衆議院議員は、常に緊張感を以って日々の政治活動に臨んでいなければならないとの当初からの覚悟もある。そうした観点からは、もとより総理のご判断を真正面から受け止め、この際、総選挙においても、私自身がこれまで一貫して培い主張してきた地域再生、地域創生に関する具体的政策を大展開できる政治的立場を引き続き付与して頂けるよう、私の座右の銘である「疾風勁草」の言葉の意味を噛みしめながら、しっかりと有権者の皆様に訴えてまいりたい。

平成26年11月21日

自民党長野県第二選挙区支部長
前衆議院議員  務台 俊介


Copyright(C) Mutai Shunsuke All Rights Reserved.