「「正しき道をふみなたがへそ」を心に刻み」

 令和6年新年を迎え、皆様にはますますご健勝のこととお慶び申し上げます。昨年中は大変お世話になりました。改めて、皆様からのご支援ご協力に対しまして心よりの感謝を申し上げます。

 昨年も予想を超える大波乱の日々となりました。ロシアによるウクライナ侵略戦争に加え、パレスチナでも目を覆う悲劇が起きてしまいました。それに対して国際社会は的確に咎めることが出来ない現実に無力感を感じます。こうした中、地球温暖化を超え、地球沸騰という事態を我々は経験しました。地球全体の課題に人類が共同して立ち向かうべき時に、国際社会は国家の身勝手な理屈の前に分裂の危機を迎えています。

 私自身、昨年は、EU議会、ポーランド議会、台湾議会を訪問し、ウクライナ情勢、台湾海峡情勢の緊迫化を踏まえた議員外交を展開し、自由と民主主義、国際法順守の必要性についての認識の共有を図って参りました。

 こうした中で、2023年12月に、代議士初当選11周年を迎えることができました。そして、昨年の臨時国会からは、衆議院環境委員長を拝命しました。これまで環境副大臣、内閣府副大臣(原子力防災担当)を経験し、環境分野での知見を蓄積させて頂いてきましたが、国会の場でも環境分野での職責を果たす立場を頂いたことは、有権者の皆様に継続して国会に送り出して頂いたからこそと深く感謝申し上げます。

 昨年末に、私の事務所の体制にも変化がありました。16年に渡り、私の政治活動を支えて来てくれた赤羽俊太郎氏(40歳)が令和6年3月に投開票の松本市長選挙に立候補の意思を明確にしました。事務所としては、大きな戦力喪失で打撃ですが、私自身、広く若い世代が志を立てチャレンジすることを勧めてきたこともあり、この際、快く送り出してやることにしました。赤羽君には所期の目的達成のために頑張ってもらいたいと思ってています。

 在京時に、頻繁に訪れる明治神宮の入口に明治天皇の御製が掲げられています。「ならびゆくひとにはよしやおくるとも 正しき道をふみなたがへそ」との短歌の意を心に刻み、昨今とかく問題にされがちな政治家の行動の在り方についても常に留意してまいりたいと存じます。

 本年の皆様のご健勝ご多幸をお祈りし、引き続きのご指導ご鞭撻をお願い申し上げ、年始の御挨拶に代えさせていただきます。

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